夜勤を楽しめる職業としての看護師

看護師は夜勤がある職業として代表的なものです。病院や有床クリニック、介護老人保健施設や有料老人ホームなどの入院あるいは入所する人がいる施設の場合には24時間体制で看護師が現場にいなければなりません。そのため、月に数回は夜勤をするシステムになっている現場がほとんどになっています。

この時間は生活リズムがずれるので大変と感じる人もいますが、考え方次第では楽しめる時間にもなるのが特徴です。夜間は昼間に比べると業務量が少ない現場がかなりの割合を占めていて、オンコールのときにだけ対応すれば良いケースが多くなっています。そのため、ナースステーションなどに待機していてほとんど書類的な仕事しかやることがない場合もあるのです。

これを機会にして同僚とのコミュニケーションを取ってノウハウを習得したり、普段から抱えている悩みの解決を目指したりすることもできます。また、静かで集中できる環境が整っているので勉強の機会にすることも可能です。

一方、急性期病院ではしばしば毎晩のように数多くのオンコールがあったり、急患が次々にやってきたりして忙しい場合もあります。このときには昼間にはない状況での対応が必要になる場合が多く、経験を積む機会としてうってつけです。看護師としての仕事に前向きな人にとっては夜勤は自分を磨く機会になります。忙しさによらず、うまく夜勤の時間を自分のために使おうという意識を持つと楽しい時間にすることが可能なのです。