夜勤専従でチェックすべき注意点

看護師の働き方の一つとして「夜勤専従」という手段があります。夜間帯に働くことで日中の時間を自分の時間として使えます。勤務先の病院を選べば、急変患者や夜間の急患受け入れが少ないなどのメリットもあるため、働きやすいと感じる人も見られます。また夜勤手当が手厚いため、少しでも収入を得たいと考える看護師の間で夜勤専従を検討する人もいるようです。子育て中のママナースなどにも受け入れられています。

ただし、夜勤専従はメリットばかりではありません。働き方に関していくつかの注意点があります。一番の注意点として兼業が禁じられていることが挙げられます。勤務先によって考え方が異なるケースがありますが、夜勤専従ナースが日中のアルバイト看護師を引き受ける例もあります。単発で入れるため、お小遣い稼ぎなどに良いというメリットがあります。しかし、個人情報の流出や医療過誤のリスクもあるため、兼業はNGとされています。

また、不眠傾向になりやすいと言われています。とくに2交代制などの夜勤では仮眠休憩などを含めても16時間程度も拘束されます。場合によっては夜間の患者対応などで慌ただしく病棟を走り回ることもあるでしょう。帰宅後は体内時計の働きから、うまく眠れないなどの弊害もあります。疲れが取れないまま次の夜勤に出てしまうこともあるでしょう。

高い判断力や看護スキルが求められるのも夜勤専従ナースの特徴です。自分自身の適性を確認しながら働き方を検討していきましょう。